オシロイバナの花の色の不思議

地下鉄を降りて会社に向かう途中,マンションの敷地内で毎年オシロイバナが咲く。歩道沿いで,柵から花の一部が飛び出している。白い花と赤い花が混じって咲いていて,どうも同じ茎が分かれた先で,咲いている花の色が違っているように見えていた。
もう2年くらい前から,気になっていた。よく調べて,写真に残したいと思いながら,出勤時にはなかなかカメラを出す気にもなれなかった。
歩道にある花壇に,今年はそのオシロイバナが育っていた。マンションの敷地内に咲いていたオシロイバナの種が落ちたのだろう。そして,今年も花が咲いた。歩道の花壇にあるため,同じ茎なのに違う色の花が咲いていることがはっきりわかった。毎朝,その横を通りながら,花の色の不思議を思い,でも立ち止まることもなく過ぎていった。
白い花も赤い花もある。白と赤のまだらの花もある。そして,そろそろ花も終わりそうになってきた。きょうは思い切ってカメラを出した。そのオシロイバナの花はこんなふうである。




いったい,どんな理由でこのような花の色になるのだろうか。これもエピジェネティックな現象なのか。
何とかこの種をゲットして,わが家で育てたいものだ。来年はこそは自宅でじっくり観察しよう。