顕微鏡を出したついでに,トレニアの胚珠も見てみよう。トレニアの花にはアリがたくさん。蜜でも取りに来るのだろうか。アリを払って,花を2つ採取する。
アリは払ったが,1mmにも満たない小さな虫がついてきたようだ。ピンセットでつまんでスライドガラスにのせて検鏡すると,複眼がきれいに見えた。
ただ,被写界深度が浅いため,広い範囲の観察はむずかしそうだ。
そして本来の目的である胚珠。たぶん,これだと思う。中に見える細胞が,卵細胞か助細胞だろう。
花粉管がここに入るところを観察したいが,培養液もないし,方法もわからない。自然にのびた花粉管がないものかと探したが,今回の分からは発見できなかった。残念だが,この程度のことしかできそうにない。