茂木健一郎は,科学者?

茂木健一郎はほんとうに科学者なのだろうか。まず,科学者とはどういう人をさすのか。科学のある分野を研究している人が科学者? では,科学とは? 研究とは?
科学の分野といえば,かなり幅は広そうだ。最近は,技術の分野も多く含まれているように思う。バイオテクノロジーは,科学なのか技術なのか?
問題がそれてきた。では,研究とは? 科学における研究とは,実験して確かな事実を集めること,論理的展開からそれを説明すること。それらを他のものが再現可能と認めるように行う。最終的には,論文にまとめて発表することになるのだろうか。
茂木健一郎は,実験をしているのか。論文を書いているのか。まずはそこから調べてみようか。でも,実験をしていればいいわけではない。論文だって,何を書いていて,どれだけ認められているかが問題だろう。結局,ふつうの人には,世間で言われていることで判断するしかない。
あるテレビ番組で,茂木健一郎について,「ノーベル賞に近い脳科学者」と紹介していた。バラエティ番組は,ふだんはほとんどみないが,たまたま目にした番組だった。彼がノーベル賞に近いとは驚きだ。
日本人でノーベル賞に近い人について,わたしはある程度知っているつもりだった。でも,茂木健一郎については,彼が書いた一般書籍を少し読んだくらいだ。正直言って,茂木健一郎脳科学者であることですら,わたしにはまだピンと来ない。