義母の生家を訪ねる

義母の生家を訪ねた。江戸の末期に建てられた家で,歴史的にも貴重になり,現在はその市が保存をしている。市の職員に相談したら,中を見せてくれると言うことになり,義母を連れて出かけた。
もっといろいろと写真を撮ったのだが,ここでは次のような写真を紹介する。

ほとんどのものは,市に渡る前に処分されていたはずだったが,2階の奥の部屋から,こんなものが出てきた。


昭和2年発行のアサヒグラフ臨時増刊である。気になる内容は広告。

小西六と言えばコニカだ。しばらく前にミノルタと合併。その後,カメラ部門はソニーに引き継がれている。その小西六のカメラの広告。国産品之最高権威と言ってしまうところがすごい。
表紙裏の広告は保険会社。調べてみると,有隣生命保険は,戦中に明治生命に吸収されているようだ。

「一枚の保険証券 それに老後の慰安も 子孫の計も包まれて居ります」って,いまでも夢見る保険です。裕福そうな部屋のようすと,親子のすがたがすごい。

こういうものを貼りたくなるのは,時代とは関係がないのだろう。人間の本能のようだ。


自動ドアです。姉は子どもの時,この扉が重くて,開けるのが大変だったと。


庭にはこんなクモがたくさんいました。

義母とわたしたち家族ではじまった企画は,女房の姉(つまり義母の娘)の家族と婿,さらに婿の両親が加わり,車3台の一大イベントになった。11時から1時間半くらいかけて家の中を見て回り,それから近くのすし屋で昼食。その後,縁のある神社に寄って1日の予定が終わった。母もその家の中に入るのは数十年ぶりだろう。


天気もよく,最高だった。この日だけで200枚以上の写真を撮った。詳細はここに公開できないが,よい記録にできるとよいのだが。

家に戻ってすぐに犬の散歩。夕方の空もこんなに美しい。