原理・原則をしっかりしたい

総務・労務関係の話は,その部署の人の説明を聞いても,なかなか理解できないことが多い。わたしに基礎知識がないことが問題なのだろうが,それにしてもいつもすれ違い。今回もそのようなことがあり,よく考えてみると,次のようなことではないかと思った。
このような説明を受けるときは,それを検討すべき状況にある。社員がやめるとか,病気になって休職するとか。そのとき,いつもその状況における具体的な対応の説明に徹しており,どんどん細部に話が進んでいく。基本がわかっていないわたしには,それがどういう意味をもつのかすらわからず,ただ事象の羅列にしか感じられない。
制度というものは,一定の考えに基づき,整合性がとれたシステムであると思う。その制度の本質を理解していれば,整合性という視点から広げて考えることができる。さまざまな事象も,そのような視点で整理して考えれば,複雑な羅列ではなく,意味のあるシステムになると思う。 
だからこそ,原理・原則をきちんと教えて欲しい。それがわかれば理解は早いはずだ。そこがなく,たださまざまなケースについて,さらに細かな問題点とともに説明されても,素人には理解できないし,それで判断せよと言うのは無理な話だ。
なお,今回の件は,公の機関が出しているパンフレットですんなり理解できた。最近のパンフレット類の説明はよくできているものがあり,それを見せてもらうことですぐに納得できた。あのやりとりはいったい何だったんだろうか。