レーザー治療と痛み

レーザー治療から2か月がたった。そろそろ検査に行かないと。土曜日に別の用が入ることが多く,なかなかいけなかった。来週からは通っている眼科が盆休み。きょうは混雑しそうだったが,早めに出かけることにした。
9時半ごろ病院に着くと,患者は1人いるだけ。皆が混雑を避けた結果なのか。ただ,電話の応対を聞いていると,もう休みに入っていると勘違いしている人も多いようだ。
すぐに呼ばれて眼圧と視力検査。それから瞳孔を開く目薬をしてしばらく待つ。15分くらいで眼底検査。異常はなさそうで,次の検査は半年後に。
レーザー治療のときに痛みがひどかった。照射されるごとに痛いわけではなく,ときどき激しい痛みがあった。そのため緊張しすぎたのか,気分が悪くなってしまった。医者もそのことをよく記憶しているようで,今回もその話に。ただ,わたしの治療後,別の人も同じように痛みを訴える患者がいたと。また,その医者の父親も痛がっていたことを思い出したらしい。
20年ほど眼科医をしていて,やはり痛むことがあるのだと,強く実感したそうだ。治療前の説明で,痛みはないと言い切らないで,もう少していねいに説明するようにしたいと,反省をこめた話をしてくれた。
まぶしい光を受けたときに痛みを感じることがある。でも,それは角膜への刺激によるものらしい。そもそも網膜上には痛みを感じる神経はない。また,レーザー治療のとき,レーザー光は,角膜のほぼ同じところを通るという。だから,角膜で受けた痛みなら,感じたり,感じなかったりすることはないはず。医者もその原因がよくわからないと。
閃光刺激が脳に伝達される途中に,近くの神経が誤作動して,別の刺激である痛みが走るのではないか。わたしはそのように思っている。冷たいものを食べたとき,非常に激しい頭痛がはしることがある。のどのあたりを通る神経が,頭部の神経と混線して生じるのだと聞いたことがある。そのようなものなのではないか。

病院の帰りに散髪へ。こちらもいつもと違って客が少ない。待たずにすぐにできた。やはり盆休みに突入したからか。

午後から気分を変えて写真撮影。といっても趣味の写真ではなく,仕事で使う写真。

コーヒーフィルターを使ったペークロ。

電池の分解。ほんとうは縦に半分に切って,断面の写真を撮りたい。

こんな写真が,コンパクトデジカメで簡単に撮影できる。しかも数cm程度の印刷なら,十分に使えるものになる。フィルムの消費も現像の手間も,さらにカラー分解することもない。こんな便利な時代が来るとは。組版も製版も,セットになってパソコンのソフト。やろうと思えば,何でも思い通りにできる。指定しても,思い通りにならなかったり,いろいろと試したくても,時間や費用の点で実現できなかったことが,いまは可能なのだ。
ただ,自分でやらないと気がすまないため,かえって苦労することも多い。実際にやってみるといろいろなことが見えてくる。そして,それが次に生きるはずなのだが,もうそんなことをしている年齢でもない。ほんとうは若い人にこそ,このような回り道をして,そこから多くを学んで欲しいと思うのだが(ちょっと年寄りっぽい発言だと反省)。