- 作者: 山崎幹夫
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1985/10/23
- メディア: 新書
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毒の話題が,その歴史的背景から,化学的内容の紹介まで,さまざまに展開する。フグ毒から麻薬,キノコの毒,カビの毒など,豊富な話題に思わず引き込まれていく。シェークスピアの作品にタバコが出てこない,ナポレオン暗殺説とその毒,フロイトとコカイン,毒娘,…と話題はつきない。
化学的な知識を求める読者にはもの足りないだろうが,化学的な知識がなくても,十分に楽しめることがこの本のメリットだろう。