筑摩書房はすごい

今週も土日ともに出社しなかった。本来は休日なので当然のことなのだが,仕事を持ち帰っているが,なかなか仕事をする気になれない。
昨日は9時頃まで寝てしまった。遅い朝食後も,のんびり過ごした。のんびりしていたら,すぐに昼。昼食後ものんびりしていたら,夕方の日差しになってきた。急いで犬の散歩。戻ってからのんびりしていたら夕食。夕食後は寝てしまう。何とものんびりした一日。したがって,持ち帰った仕事はできず。
きょうは5時に起きて仕事。7時過ぎに朝食。何となく体調がすぐれず,また床につく。9時過ぎにあわてて起きて出かける準備。きょうは息子と父親の病院へ。病院から戻ると4時頃。きょうも一日終わりそう。
病院へ行く途中,名古屋駅三省堂書店に寄った。今朝の新聞広告にあった文庫を買うためだ。ディラックの「一般相対性理論」が文庫になった。これは驚きだ。この本を組版して校正するには,それなりの技量がいるだろう。でも,きっとそれほど売れないのではないか。そのような本を出す筑摩書房はすごいと思う。
この本の組版は,どのようにして行われているのだろうか。低コストでこの本を組版する方法はTeXを意外には考えられない。専門知識をもち,TeXを扱える院生がやれば,正確できれいな組版が,かなり早くできるとは思う。そのようにしてコストを抑えなければ,この手の本はつくれないのではないか。
いつか時間をつくってじっくり読んでみたい。
なお,この文庫は,ちくま学芸文庫Math&Scienceというシリーズで,本格的理系文庫だそうだ。ますますうれしい企画だ。このようなシリーズで,かつての名著が手軽に手に入ることは喜ばしい。このシリーズを支える意味でも,できるだけ買っていきたい。わたし一人が買ったところで,支えられるものでもないのだが。