仕事をしないで本を整理

 この休みには自宅で仕事をするつもりだった。休み中に進めないと日程的にきびしい。次の仕事の準備をしないとスタッフが動きにくくなる。時間がない上に,スタッフが充分に動けない状態は困る。
 仕事を最優先にし,他のことは仕事のめどがついてから。そのように決心していたはずだった。にもかかわらず,仕事から逃避して,本の整理をはじめてしまった。ちょうど1年前,100円ショップのケースで整理しかけて挫折していた。それを再開させた。
 古い雑誌を思い切って捨てた。もう不要と思われる本も売りに出した。そうやってあけたスペースで,何とかすべての本を収めることができた。かなりすっきりした。いい気分だ。
 去年の5月3日にも書いたが,100円ショップで買ったケースに,次のように本を入れて棚に整理する。

 同じ本があったりするが,まあこういうこともある。なお,「生命とは何か」が2冊ある理由はそのうち書こう。
 棚のスペースを有効に利用するため,このケースを縦に入れる。そのため,本の背が見えなくなる。この点については,昨年も悩んだ。そこで写真を撮ることにした。
 本を大まかな種類でケースに入れる。それをデジカメで撮影して,どんな本が入っているかわかるようにした。将来は,このケースを番号などで整理して,写真とデータベースを連動できるとよいかもしれない。
 棚の一番下に埋もれていた本も,今回は整理し直した。大学時代に使ったテキストの一部が,そこに残してある。あまり授業に出ず,よさそうなテキストを買って,自分で勉強した。なかなかなつかしい。テキストでないのも含まれているが,たとえば次のような本を残している。

 もっとたくさんがあったが,保管場所がなくなり多くを手放した。
 中央公論社科学雑誌「自然」が数冊出てきた。朝永振一郎湯川秀樹の追悼特集号だ。時代を感じさせる。

 いま思えば,「自然」の休刊は,科学雑誌の先行きを予想させるものだった。 ところで,今年のゴールデンウィークのきょうまでを記録しておこう。
 29日は,入学祝いに買うと約束していたJavaの本と,英検問題集を買いに,息子と丸善へ。それから夕方までは,何をしたのか記憶がない。数日前のことなのにもう忘れてしまった。とにかく仕事をしていない。
 夕方,義母から電話があり,義父の熱が高いので,救急車で病院へ行くと。女房とわたしも車で病院へ向かう。幸い肺炎ではなさそう。ただ,義父宅の酸素ボンベの残量が少なく不安だったため,どうするか悩んで,しばらく病院に。呼吸器科の医師に連絡が取れ,大丈夫だということになり,10時頃病院を出て自宅へ戻る。結局,午後6時過ぎから10時頃まで病院にいた。女房は義父宅に泊まり,わたしは家に戻る。
 30日は,朝食をつくったり,洗濯をしたりしてから会社へ。いつになく娘や息子も家事をする。わたしの部署は休みだが,会社にいると,電話や来客,事務所からの問い合わせなど,いろいろと忙しい。校正が午前中に届き,点検し終えたら昼に。急いで会社を出て図書館へ。仕事に必要な本を数冊借りて帰宅。家で仕事をしようと思ったが,またできず。
 夕方,女房が一旦帰宅。近所に買い物に行き,皆で夕食。午後8時頃,また義父宅へ向かう。
 1日は100円ショップに本を整理するケースを買いに行き,午後からは本の整理。このことは前に書いた。夕方に女房が帰宅。義父の具合も大分よくなった。本の片づけは途中だが,夕食に近所の居酒屋へ。ずっと前から,居酒屋で晩ご飯をと言っていた。それがはじめて実現。手羽先や焼き鳥類,刺身などいろいろと注文し,わたしと女房は生ビール。高校生の子どもたちはご飯を食べる。息子は,大盛りのご飯を食べたあとに茶漬けも平らげた。不思議な夕食だが,たまにはいいだろう。
 8時前に帰宅。風呂に入ったら急に眠くなり布団に入ってテレビを見る。11時頃には寝てしまった。
 そして2日。このように仕事をまったくしないできょうまで過ごし,また仕事から逃避。その上,さっきからはこの独り言を書いている。明日こそは何とかしないと,ほんとうにあとがなくなる。