映画で歌舞伎,そのあとは金シャチ横町

映画で歌舞伎をやっている。これなら気楽に見ることができるかも。そう思って,女房と二人で行くことにした。チケットは昨日,ネットで購入済。座席を選んで帰るのは便利だ。通常の映画なら,シニア割引もしくは夫婦50割引があるが,歌舞伎は特別価格で割引もない。いつものほぼ倍の値段だった。

一日に一回だけの上映で,10時20分から開始なので,朝9時過ぎのバスで家を出た。天気がよく,ミッドランドスクエアにJRセントラルタワーズなどのビルがうつってきれい。いつもここでこんな写真を撮っているが,今日もきれいだった。

映画はちょっと残念だった。古典歌舞伎ではないのでしかたはないのだが,失礼ながら「松竹新喜劇」のようなイメージ。この次はもう少し,歌舞伎らしいものを見てみたい。

映画のあとは地下鉄で市役所まで行き,金シャチ横町へ。少し歩いて義直ゾーンへ。女房は胃の具合がよくないので,鳥開総本家かとうふの川口と思っていたが,鳥開総本家は人が多くて入れず。とうふの川口は食べるところが見当たらない。どういうシステムなのかわからず断念。結局,那古野茶屋というところで30分くらい待って食べた。女房はキノコのきしめん,私は八丁味噌ビーフシチュー丼。腹が減っていたからか,おいしく食べたが,値段は高すぎる気がする。場所代が相当かかっているとしか思えない。

えびせんの里であれこれ試食してから,げその唐揚げと詰め合わせを買い,なごみやという土産物屋であれこれ見て,なぜかういろを買ってから,もう一カ所,宗春ゾーンへ向かう。POP OVERという店で一休み。女房はぜんざい,私はコーヒー。歩き疲れたのでホッとする。

金シャチ横町はなぜ2つのゾーンに分かれているのか。しかもなぜこんなに離れているのか。それに規模も小さい。土地の問題があったのだろうが,ちょっといただけない。えびせんの里名古屋市内で楽しめたのはよかったが,土産物は名古屋駅にもある程度はあるし,矢場とんもあちこちにあるので,わざわざここに来ることもない。名古屋に来た知人に勧められる場所ではなかった。

地下鉄とバスを乗り継いで5時少し前に帰宅。野田版歌舞伎が松竹新喜劇みたいなのと(失礼),金シャチ横町がイマイチなのがわかったのはよかったが,ちょっと残念な一日だった。まあ,家で無駄に過ごすよりは,こうやって外出できたのはよかった。

夕食は毎年3日恒例の茶碗蒸しとおせちの残り。