今日は私の誕生日。いつものように,女房に赤飯を炊いてもらった。
62歳になった。若い頃のイメージでは,ご隠居さんの年齢だが,いまだにあくせく働いている。とは言っても,かつてのようにはできず,これまでにさまざまな仕事を次世代に託してきた。
しばらく前から,衰えた能力を経験で補って,なんとかやってきた。でも,古びた経験は,益よりも害の方が多いのではないか。そのように感じるようになってきた。
仕事を託すと,必死になって打ち込むことがなくなる。仕事も趣味も混ぜこぜだったからか,趣味への思いも萎えてくるのがショックだ。
まだまだ仕事も頑張りたいし,趣味も楽しみたい。やりがいと生きがいをもって生活したい。これからの目標や生き方について,考えてみたいと思う。
ご隠居さんにあこがれたが,その心の中までは,いまだイメージできていない。いろいろな方々に誕生日を祝っていいただいた。大変うれしく,勇気づけられる。感謝。