会津若松・猪苗代旅行(4日目:猪苗代)

3泊4日の旅行も今日が最終日。いつもより長い旅行だったので,最初はちょっと心配だったが,2日目以降,あっという間に過ぎていった印象だ。

夕食と同じレストランで朝食。和食・洋食の両方あるふつうの朝食バイキング。天気がよければ近くを散策したり,ホテルのすぐ隣から出ているロープウェイに乗って,高いところから猪苗代湖を眺めたりできる。そんなふうに思っていたが,山には霧がかかっていたし,外に出たら昨日までとは違って相当寒い。

朝食後に長袖のシャツを着て,ホテルの外に出てみたが,外をぶらついていたら寒くて寒くて。結局,部屋に戻ってきた。



ロープウェイもあきらめて,今日は天鏡閣猪苗代湖遊覧,野口英世記念館に行くことにした。9時にホテルを出て猪苗代駅へ。これもホテルの人に送ってもらった。駅で荷物をコインロッカーに預け,タクシーで天鏡閣へ。結構距離があった。タクシーの運転手はよくしゃべる人だった。天鏡閣から歩いて降りるときに,旧高松宮翁島別邸にも寄るとよいと教えてくれた。

まずは天鏡閣。ほとんど人がいないため,ゆっくり写真を撮りながら見学できた。女房はドレスの試着体験をした。それから立派な部屋でのんびりケーキとお茶。


















揚げたてのコロッケレーも食べて満足。これは受付で頼むと,人がやってきて注文を受けてから揚げる。ほとんど人がいないので,私のためだけに油を温め揚げたことになる。ちょっと後ろめたい気持ちも。

天鏡閣を出て駐車場をぬけたところで,降りる道とは別に旧高松宮翁島別邸へ行く道がある。そちらに向かうと別邸があった。まったく誰もいないところを女房と二人で見学。もちろん中には入れないが,外から眺め,猪苗代湖を展望した。





来た道を戻り山を下り,遊覧船乗り場をめざす。途中,猪苗代湖がよく見えた。

猪苗代湖が目前に広がる場所まで来た。15分位で遊覧船が出るらしい。トイレに行って切符を買う。会津ぐるっとカードを見せて1割引きに。これでほぼもとはとった勘定か。遊覧船から撮った写真。方向によって天気が違うし,その天気の変化も激しい。










遊覧船はこんな船。

降りてから自販機でお茶を買って水筒に入れた。自販機の側面。

ここからバスで野口英世記念館まで行くことにした。バスの時間まで少し待つ間に撮った写真。


このバス,1日に3本しかないもの。運良く乗れた。野口英世記念館に停まる直前に,野口英世の生家が見えた。

会津ぐるっとカードの利用はここまで。ここから猪苗代駅まではタクシーしか交通手段がない。もう午後1時半頃だった。遅い昼食をちょっと歩いたところの店で食べた。喜多方ラーメンソースカツ丼ミニのセット。単品でいずれかを食べるよりもかなりリーズナブル。二人ともにこれにした。


ラーメンだけでも十分な量の上に,ソースがたっぷりしみたペラペラのカツが何切れかのったカツ丼。ミニと言っても,それなりにあったため,ラーメンはほぼ食べたが,カツ丼はカツを少しとご飯をかなり残してしまった。

昼食の後は,生家だけでも見ようと記念館に。ここでも会津ぐるっとカードで割引があった。帰りの時間が心配だったので,受付でタクシーを呼んでもらえるか確認。頼めばすぐに電話してくれると言うことなので,時間まで生家をながめる。










受付にタクシーを頼んだら,駅から来るらしく10分程度だと。タクシー乗り場もなく,駐車場の通路で待つように言われた。雨はやんでいた。しばらく待っているとタクシーが現れ,無事に猪苗代駅まで戻った。今度のタクシーの運転手もよくしゃべった。

コインロッカーから荷物を出して待合室でしばらく待つ。横にはシャッターを閉めたままのキヨスクがある。最近閉店したとタクシーの運転手が言っていた。最後に駅前の写真を撮った。


電車がやってきた。いよいよ猪苗代ともお別れ。あとは帰るだけ。

電車が停車して驚いた。かなり人が乗っている。もちろん座れない。40分以上立ったままで郡山まで。

最初は大丈夫かと思ったが,だんだん慣れてきて,気づいたら郡山だった。えきねっとで購入した新幹線の指定券を,ここで出力する必要がある。新幹線のりかえ口の改札付近には,指定券を出す機械が見当たらない。駅員に聞いてみたら,一旦改札を出なくてはならないとのこと。

JR東日本はそのまま切符を通せば途中下車になるので,会津若松から名古屋までの帰りの切符を自動改札に通す。今回の旅行では,名古屋と会津若松の間の往復切符を買った。でも,会津ぐるっとカードは会津若松と猪苗代間も使える。なので帰りの切符は猪苗代で乗ったことに。しかも猪苗代駅では検札がなかった。それでも自動改札は適切に判断し,エラーも出さずに途中下車できた。

すぐに機械が見つかった。えきねっとでの指定券購入ははじめてだったが問題なく出せた。ところが近くの店では駅弁が売り切れ。どうせなら酒も買おうと,駅ビル内の店を探す。土産物を扱っている大きなスペースがあり,そこで帰りに飲む酒と,土産の酒とを買った。コンビニでプラスチックのコップもゲット。

でも駅弁だけがない。郡山に着いて最初にたどり着いた新幹線乗り換え改札付近の売店には弁当があった。時間も迫ってくるので,そこに戻ってみた。数個弁当が残っていた。弁当とともに,酒のつまみも買ってホームに向かう。

よい天気になった。ホームからも磐梯山が見えた。これで見納めだ。

さっき買った酒とつまみで飲みはじめた。パソコンに入れてある映画を見ながら,自動車では味わえない移動を楽しんだ。

東京駅で東海道新幹線に乗り換え。ここでも指定券を出力しなくてはならないが,JR東海のExpressカードが使える機械がなさそう。一旦新幹線改札を出て,乗り慣れた東海道新幹線改札へ行って出力した。工事中で出力機が少なかったが,それほど混雑せずスムーズだった。

東海道新幹線のホームへ。東京は暑い。冷たいハイボールを買って席に着いた。午後7時になるがいまだに満腹。昼に食べた喜多方ラーメンソースカツ丼ミニのセットがボリューム満点だったからか。東京から名古屋の間で弁当を食べるはずだったが,映画の続きを見ながら,ハイボールだけを飲んだ。

名古屋に到着。長いようで短い旅行はこれで終わりだ。地下鉄の駅まで息子が迎えに来てくれることになった。地下鉄に乗り換えて20分くらい。息子が運転する車に乗ってホッとする。家に帰って弁当を食べた。

これで3泊4日福島旅行は終わった。5月にホテルを予約したところからはじまり,1か月前に指定券や乗車券を購入。特に,東北新幹線は発売開始の日にだったにもかかわらず,希望の列車が変えなかった。そして,旅行の直前に予定を立てたが,天気予報が変わったので,その予定も現地で変更。いろいろあったが,のんびりしよう,という目的を見失わないようにしたのは正解だった。

これで10日間の休みも,残りが土日の2日のみに。すでに2日間出勤しているが,日曜は出勤するつもりなので,本当の意味での休みはあと1日。それを考えるとちょっと暗くなる。