梶田隆章先生の講演会

名古屋大学梶田隆章先生の講演会があった。ずっと前にこの会のことを知り,申し込んであったもの。

9時過ぎに家を出て,バスと地下鉄で名古屋大学まで。幸い雨はあがっていた。開始時間10時までには少しだけ余裕があったので,会場である豊田講堂に向かう途中で,花についていた水滴を撮影。LUMIX GM1に標準ズームだったが,中間リングを持って来ていたので,それをつけて撮った。

素人向けなので大変わかりやすかった。若い人向けだが,一般もOKとなっていたので,けっこう高齢者も多かった。私も高齢者の方だが。

講演の中で,この話が特に印象に残った。梶田先生がニュートリノに質量があることを発表した翌日,当時のクリントン大統領は,スピーチでそれを取り上げたらしい。

日本の政治家には考えられない。日本の政治家は,科学と言えば,日本の発展に役立つものだが,自分には関係ないもの,と思っている印象が強い。文系だからと敬遠したり,わからないことを恥じるようすもない。

先日,大隅良典先生がノーベル生理学・医学賞を受賞した。そのとき,安倍総理大臣から大隅先生にお祝いの電話があり,その最初のことばが,研究が役立っているというようなこと。そうではなく,科学の発展への貢献,ほかの人があまり目を向けなかったことに,独自の視点で取り組んだ点など,たたえることはたくさんあるように思うのだが。政治家には,もっと科学を勉強してほしいものだ。

講演会の後,午後もシンポジウムなどがあったは,私はそれはパスして会場をあとにした。会場を出たところで,クモの巣に水滴がついてきれいようすを発見。さっきと同じように,カメラに中間リングをセットして撮影。おもしろい形になるものだ。





クモの巣にとらえられた虫なのか,それとも水を飲んでいるのか。小さな虫が写っていた。

ハナアブのようなものが,花の上を行ったり来たりしていた。


その他,このときに撮ったもの。




地下鉄に乗って八事まで。バイト先まで移動中の女房に出会った。私は八事で昼食。女房はすでに済ませていて,少しだけ一緒にいたが,バイトに出かけて行った。

午後1時40分頃に帰宅。

夕方,この間買ったレンズIndustar 50-2をセットして撮ってみた。

まずは隣の駐車場にいたネコを撮影。

トリミングして,若干補正してみた。

わが家のハイビスカス。涼しくなったがまだ花をつけていた。

雌しべと雄しべの部分をトリミング。補正はしていない。

やや暗かったので,ISO3200になり,画像が荒れている。感度を下げたが,そうするとブレてしまう。焦点距離50mmのレンズなので,マイクロフォーサーズでは35mm換算で100mm,中望遠になる。最短距離も思ったより遠い印象だった。ただ,レンズの性能はまあまあな気がする。

家に入って,チルトの傾きを変えたり,マウントを回転させてチルトの向きを変えたりしたようすを写真に撮ってみた。



このように変化させたとき,写る画像がどうなるかは試していない。どの程度の効果がでるものか,今度試したい。

なお,このレンズ自体のマウントはM42なので,古いカメラを出してセットしてみた。また機会をつくって,フィルムを入れて撮ってみたい。