フィルムスキャナーKFS-500

フィルムスキャナーを買った。ケンコー・トキナーのKFS-500というもので,大変気軽で安価なものだ。

Amazonによる注文・発送だが,PLUSYUという販売会社扱いで4,158円だった。

10年ほど前に,フィルムもスキャニングできるA4スキャナーを約2万円で買った。いろいろなものをスキャニングするつもりだったが,スキャニングには結構時間がかかる。なかなかやれないでいるうちに,新しいOS用のドライバが出なくなり,使えなくなってしまった。

今回のフィルムスキャナーは撮像素子を使ったもので,複写専用のデジタルカメラといったもののようだ。これならフィルム上を走査しなくてもよいので,多少は動きも速いだろう。しかも安い。ということで買ってみることにした。

使ってみると,確かに速い。これなら,毎日コツコツやっていけば,短期間でアナログフィルムをデジタル化できそうだ。

とりあえず,モノクロネガからの画像を。これは1974年2月に撮影したもの。名古屋にも市電が走っていた。


この市電シリーズは,近々まとめてブログにのせたいと思っている。

モノクロネガからの取り込みは,それほど問題はなさそうだ。でも,カラーネガやカラーポジはあまりよい仕上がりとは言えない。取り込みの濃度や色の具合が自動なので,コントラストの強い絵は,つぶれたり飛んだりする。また,色のバランスもよくない。マニュアル操作ができるかどうか,まだ試していないが,自動できれいな仕上がりにならないと,手間がかかってたまらない。

なお,このスキャナーは,ケンコー・トキナーとしてはWindowsのみの対応となっているが,付属のCDにはMac用のソフトウェアが入っていて,それをインストールしたら,OS X Lionでも使えた。ただし,Mac用のソフトウェアは日本語化が中途半端。まあ,使う機能はわずかなので,それほど問題はなさそうだ。