在来タンポポと外来タンポポ

この間の日曜日に散歩したとき,タンポポの花がたくさん咲いていた。

堤防の土手に咲いていたタンポポの花。

タンポポは,小さな花が集まってできている頭花。ふつうの花のがくに相当する部分を総苞という。総苞が,この写真のようにつるんとしているのが,日本に古くからあるタンポポ(在来タンポポ)である。


次に,この写真のように,総苞がそりかえっているものがセイヨウタンポポ(外来タンポポ)と言われていた。

でも,このセイヨウタンポポと思われていたものに,実はセイヨウタンポポと在来タンポポの雑種が多く含まれているらしい。このことが遺伝子を比較検討することでわかってきた。

生物の分類を,形態だけで見ていても,実は違っていることがある。


なお,こんなふうに,在来と外来と思われるタンポポが,すぐ近くで花を咲かせていた。総苞の形態がどこまで分類に役立つのかわからないが,こんなふうに近くに生えているんだ。上の写真のそれぞれの花を拡大したものは次の通り。