GR Digital2,RICOH R10,NikonD40,LUMIX GF2の描写

先日のアサガオの写真を部分的に拡大して,その写りを比較できるようにしてみた。

ただし,ほぼ同じ時間帯に,だいたい同じ方向から撮影したものではあるが,適当に構えて撮影したものであり,また1つの比較でしかないので,これがすべてと言うつもりはない。これから少しずついろいろな場面で比較していきたいと思う。

花の写りを比較するため,中央部から右端にいたる部分の花を拡大してみた。
NikonD40
LUMIX GF2
RICOH R10
GR Digital2

色について言えば,実際の花の色に比べて,NikonD40は赤みがかなり強くなっている。また,他のカメラは逆に赤みがやや弱い。

ただし,私の経験からの印象だと,この手の紫は,RICOHのカメラは赤みをかなり失い,すっきりとした青色になることが多かった。それに比べて,NikonD40は実物に近い色を再現していたように思う。今回は,どのカメラも実物とは違った色になってしまったため,本来の色を示すことができなくなってしまった。

次に,細部の描写について比較するため,やや右寄りの花の中心部を拡大してみた。
NikonD40
LUMIX GF2
RICOH R10
GR Digital2

だいたい同程度に拡大したが,カメラの画素数の違いから,大きさが異なってしまった。どのようにして比較すべきかも,本当ならもう少し検討しなくてはならない。

ただ,画素数が少ないNikonD40が,最も細部まで描写できている点は興味深い。おそらく撮像素子の大きさやレンズの性能などが関わっているのだろう。画素数だけでは語れないことがよくわかる。

LUMIX GF2は,レンズがおもちゃみたいな割には,そこそこの写りがある。GR Digital2も評判通り,小型カメラの割には,細部の描写も悪くない。ただし,この2つのカメラは,レンズが単焦点であることも考慮すべきだろう。

RICOH R10は,やはりこのように比較すると,その性能に違いが見えてくる。でも,7倍ズームレンズに1/2.3型CCDなのだからしかたがない。ちなみに,GR Digital2は1/1.75CCD。

まあ,このようなカメラの仕様よりは,まずは実際の写りを比較する一例までとしたい。