ThinkPadX201sでAdvanced Format TechnologyのHDDを使う

正規品のWindowsが実行されていない?

ThinkPadX201sは,突然起動しなくなり,ついにはACの差し込み口付近から火花まで出た。オンサイトでの修理までは6月16日に書いた。

また,その後,iPhone4が接続できなくなったり,iTunesの起動時にエラーが出たり(6月19日)。これはもうあきらめていた。でも,正規品のWindowsが実行されていないとのメッセージが出て,Windows Updateができなくなっては(7月18日),そのままにはできない。

Advanced Format Technologyがカギのようだ

換装前の320GBのHDDに入れ直すと問題は生じないので,750GBのHDDに原因がありそう。ならばとリカバリしてみたがそれでもダメ。ただ,エラーのでかたが変わった。Windows Updateをすると,「現在サービスが実行されていないためWindows Updateで更新を確認できません」となる。

これで検索をしたら,Advanced Format Technologyなるものに行き着いた。

最近の大容量のハードディスクは,物理セクタが4KB(いままでのは512B)になっているらしい。セクタサイズだけの問題ではないのだろうが,その新しい技術がAdvanced Format Technology。私が買ったHITACHI HTS547575A9E384 750GB/5400rpmもこの技術が使われているらしい。

ヒントは,Heyのブログや,マイクロソフトサポートオンラインにあった。

結論のようなこと

リカバリメディアを使ってリカバリしてもダメ,そこにIntel Rapid Storage Technologyの最新版を入れてもダメ。Advanced Format Diskの互換性を向上させるプログラムは,エラーが出てインストールできずにダメ。

しかたがないので,320GBのHDDに入れ替え,このシステムを最新版にした。ここにAdvanced Format Diskの互換性を向上させる更新を当てようとしたら,すでにあたっていると。

この状態でシステムイメージをつくり,それを750GBのHDDに戻してみた。それでもダメだった。さらに,Intel Rapid Storage Technologyの最新版をインストールしたがダメ。でも,Microsoft Updateにしたら急にWindows Updateが動くように。

何が幸いしたかはいまひとつ不明だが,おそらくマイクロソフトの更新プログラムと,Intel Rapid Storage Technologyの最新版のインストールがよかったのではないかと思っている。

なお,あえて書かなかったが,毎回,サービスは確認し,Windows Updateが開始されていることを確認している。また,もっといろいろと試行錯誤をしているので,その詳細についてもいつか記録しようと思う。