原発に対して,あまりに関心をなくしていた。原発反対の気持ちはあったが,原発でつくった電気を使って,毎日快適に暮らしている。原発が地球温暖化を防ぐようなPRに違和感を感じながらも,真剣には考えず,冗談半分に馬鹿にしていた。
いまの状況に対して,どう向き合えばよいのか。考えれば考えるほどわからなくなる。原発の被害報道は過大なのか過小なのか。安全だと言われると一層不安になる。でも,危険だと言われたらもっと恐ろしい。
情報公開は進んでいるのか,変わらないのか,後退しているのか。買い占めは安全対策になるのか,買い控えは風評被害になるのか。
このような状況だから,反原発の思いが強くなる。それは流されているのか,未来のためのよい判断なのか。気がつくと,原発がイデオロギー化する。
思いはいつも堂々巡り。結局は思考停止と同じ状態。