健康と医学の博物館

きょうは東京に出張。いつものように富士山側の座席をとり,美しい富士山を期待して,晴天の名古屋を出発した。浜名湖のようすはこんなふう。

ところが,進行方向の雲行きがあやしくなり,富士山あたりでは空が雲でおおわれ,富士山はほとんど見ることのできない状態だった。

新横浜でも雨が降っていたが,品川では雲は多いが陽もさしていた。東京駅で降りて,まずは東京大学まで行き,最近できた「健康と医学の博物館」を見学する。入り口が赤門とは反対で,東大病院側であったので,ちょっと探してしまった。

常設展はあまり多くなかったが,東大縁の研究者数名の展示があった。石原式色覚検査は,子どものころに何度も検査を受けた。わたしは微妙に見え方が違うようで,ときどき「?」がついた。検査表があったので,自分で試してみたところ,一部の見え方がヘンな気がする。

まあ,それでもカラー印刷の本をずっと編集しているわけだから,このわずかな見え方の違いの影響は,いまのところ検査表だけのようだ。

特別展は「感染症」で,興味深いテーマだった。ほとんどはすでに知っていることではあったが,じっくりと解説を読み,パネルをながめた。北里は帰国後,東京大学には戻っていない。北里と東京大学の距離は大きいが,パネルではあっさりと北里の経歴が書かれていた。感染症といえば,その歴史で北里を扱わないわけにはいかない。

東京大学からスカイツリーが見えた。

1時間以上かけて,健康と医学の博物館を見学して外に出ると,雲行きがあやしくなってきた。

東京大学をあとにして,途中で昼食をとり,本郷三丁目古書店で本を物色する。東京大学に来たときにはよくよるところ。たまたま見つけた中谷宇吉郎「雪雑記」(朝日選書)を購入。

午後2時から神楽坂で会議があるので,急いで地下鉄の改札をSuicaで通り,どちらのホームか悩んでいて気づいた。大江戸線に乗らなくてはならないのに,丸ノ内線に入ってしまった。そのままSuicaを改札にタッチして出ようかと思ったらダメ。駅員にSuicaを渡して,入場記録を消去してもらう。

来た道を戻り,大江戸線の入り口へ。雨がわずかに降ってきた。牛込神楽坂で降りて外に出ると,傘が必要なくらいの雨。折りたたみ傘を出して会議室まで。

会議は早めに終わった。すぐに帰ってもよかったが,数名で飲みに出かける。と言ってもまだ午後4時。近くの店はまだ準備中ばかり。飯田橋駅近くで何とか最初の店に。そこで1時間半くらい,店を変えて1時間くらいでお開き。

あとはまっすぐ名古屋まで。家に着いたのは10時少し前。皆でワイワイ飲むのは嫌いではないが,飲んだあとはいつもひどく疲れる。そして,疲れているのに,その後は眠れなくなる。それで,こんなふうにだらだらとブログを書いている。

でも,もうおしまいにして寝ようと思う。