総合感冒薬「PL配合顆粒」と眠気

風邪をひくとよく処方される「PL配合顆粒」という薬。

これを飲むと眠気がひどく,眠らないまでも頭はぼんやり。ひどいときは,めまいとは違うが,頭がくらくらする。

この症状,かつて花粉症で抗ヒスタミン剤を飲んだときとよく似ている。風邪薬だから,抗ヒスタミン剤が入っていてもおかしくない。そう思うと,確かめないと気がすまない。

ネットで調べてみると,総合感冒薬「PL配合顆粒」の成分は次の通り。
 1.サリチルアミド:サリチル酸系の解熱鎮痛剤
    アセチルサリチル酸アスピリン)と類似の作用を示す薬。
    抗炎症作用ももつ。
 2.アセトアミノフェン:解熱鎮痛剤。
    サリチル酸系と違って,インフルエンザ脳症になりにくい。
    抗炎症作用をほとんどもたない。
 3.カフェイン:副作用の緩和
    眠気や頭がぼんやりするのを緩和する。
 4.メチレンジサリチル酸プロメタジン:抗ヒスタミン剤

この成分から,ひどい眠気や頭のくらくらは,4の抗ヒスタミン剤が原因だろうと思う。

この成分を知ると,さらに疑問が生じる。1のサリチルアミドは,のどに炎症があると言っていたので,抗炎症作用を期待できる。でも,熱が出ていないのに2のアセトアミノフェンが必要なのだろうか。いろいろな成分がまとまっているのは便利だろうが,これを飲む必要がどれほどあるのかよくわからない。

わたしの風邪の症状から見て,抗菌剤とそれから胃腸を守る2種類の薬を飲めば,とりあえずは大丈夫だろう。そのように判断して,このPL配合顆粒を飲むのを途中でやめた。

次回からは医師に,この副作用のことを話して,違う薬を処方してもらうように頼んでみようと思う。