オラセフ錠の副作用

2週間ほど前に足に異常が。右足の親指,爪の裏が化膿して,膿が出ていた。ちょうど盆休みだったのと,痛みもあまりないので,自然に治るだろうと,そのままにしていた。

盆休みが明けても症状は変わらなかったので,16日に会社の近くの皮膚科に。化膿していることを伝えると,わたしの指を見て,「化膿していますね」と。飲み薬を処方してもらった。それがオラセフ錠。

オラセフ錠は,セフェム系の抗菌剤。ふつうは抗生物質とよばれるが,人工的に合成されたものなので,正確には抗生物質ではない。だからここではあえて抗菌剤とした。

朝夕の食後に250mgの錠剤を1錠ずつ飲むことに。16日(月曜)の夜に最初の1錠を飲んだ。翌朝(17日),胃に違和感が。朝食を何とか食べて2錠目を飲み出勤。でも,出勤途中に腸の具合が悪くなり,しくしく痛み出した。

会社に着いてしばらくするとひどい下痢。でも,出てしまったら楽になった。とりあえず,ビオフェルミン錠を3錠飲む。その後,お腹が空くと同時に,胃がむかむかするようになった。食い意地がはっているのか,昼食はふつうに食べることができたが,しばらくするとまた下痢。朝と同じように,出てしまったら少しすっきり。ただ,時間とともに胃の内壁がひりひりするような感じ。どうも空腹になると胃の調子が悪くなる。

早めに帰宅して夕食をやや軽めにとり,3錠目を飲む。夜中に胃がむかむかして目が覚める。お腹がはってひどい頭痛もする。キャベジンを2錠飲む。お腹がはると,肩から首が痛み,その延長上,後頭葉から側頭葉,前頭葉と頭痛がすることがある。この頭痛はたまらなく,何事にも集中できなくなる。明け方からそのような状況に。

18日(水曜)の朝は,そんな最悪な状態で起き出し,軽めの朝食をとった。悩んだが4錠目とキャベジン2錠を飲む。会社では,頭痛がひどくてあまり仕事にならない。昼食はあっさりめのざるそばに。食べると少し楽になったが,それも2時ごろになるともとの状態に。

我慢ならなくなり午後4時に会社を出て帰宅し家で横になる。あっさり目の夕食を食べ,もうオラセフ錠を飲むのをやめて早めに寝る。よく眠ったが,19日朝になっても,胃の調子は回復せず,頭痛もひどい。朝から会議なので,がんばって出勤。

会議後に,月曜に行った皮膚科に。事情を話すと,胃腸薬とともに飲めば大丈夫だと思うが,足の化膿もおさまりかけているので,薬をやめてみましょうと。

結局,胃腸薬なしにオラセフ錠を飲んだために,効果が出るほど飲み続ける前に,胃腸に影響が出てやめた形だ。それでも足の化膿はおさまってきている。化膿しはじめてから10日ほどたっている。また,もともとそれほどひどい症状でもなかった。薬を飲まなくても直ったと思うと,この苦しみは何だったんだろう。

今後,抗菌剤を飲むときは,必ず胃腸薬も処方してもらうようにしようと思った。