三岸節子展

三岸節子展の招待状をいただていた。きょう,女房と二人で出かけることに。

11時半ごろ家を出て松坂屋へ。松坂屋美術館は南館だったので,そこの10階でまずは昼食。蓬莱軒はすごい列だったのでパスし,美々卯というところにした。わたしは京ゆば天丼,女房は季節なんとか(忘れた)。

絵を見るのは久しぶり。本人の日記とともに,40歳以降の絵が中心。思っていた以上に多くの絵が展示されていた。若くして夫(三岸好太郎,画家)が他界。その後も画家として生き,三人の子どもを育てる。

いくつになっても表現することに情熱を注ぐ。その思いは,わたしのような凡人にはわからない。でも,そのような生き方と,そこから生まれた絵を見て,元気づけられたりもした。

それから時計売り場へ。女房の時計が壊れていたので修理に出した。もう26年前に買ったもので,ガラスがはずれて止まってしまっている。針は無事なようで,時計本体に故障がなければ数千円,本体に修理があると16800円以上と。結納時に買った記念の時計なので修理を依頼した。実は,同様の修理は2回目。

高級時計などをながめるが,そのようなものはもちろん買うことはない。時計は,結婚10年目に二人で10万円ほどのを買って以来なので15年前。手頃なものなら25周年記念に何かを買っても,と言う気持ちにも。でも,今回はパス。

茶店でケーキとコーヒーを頼んで少し休憩。それから外に出て,写真を撮りながら栄まで。途中でラシックに入って,まずは旭屋書店楡周平著「衆愚の時代」(新潮新書)を立ち読みする。

それからMONTBLANCの店に。もちろん買うつもりはないが,高校時代に万年筆を使っていた。好きなデザインだったのでながめてみたくなった。店員がすすめるが,1本10万円以上もする筆記具を持つ趣味はない。高校時代に使っていたことなど,たわいもない話をして店を出る。この店,一日にどれだけの客が来るのだろうか。


天気がよく,雲のようすがうつくしい。

トップカメラに入って,また時計を見る。雰囲気はかなり違うが松坂屋より安い。記念の品を買う場合は雰囲気も大切だが,でも値段を見てしまうと…。いずれにしても,今回はパス。

栄から地下鉄に乗って家に戻ったのは6時ごろ。わたしはまた家を出て散髪に。三連休の一日目は,絵や高級時計,高級万年筆などをながめて現実逃避。足は疲れたが,気分はのんびりだった。