電子書籍とウェブ

今年に入って,電子書籍の話題がいっきに多くなった。Kindleが日本でも購入できるようになったり,iPadの発売が発売されたりしたので,テレビや新聞などでもよく取り上げられている。

電子書籍は,わたし自身の仕事にも深く関わることになる。これから電子書籍について,わたしなりの考えを,少しずつでも書いていこうと思う。「考えを書く」というとかしこまってしまって進められないこともありそうなので,「ぼやき」としておこう。

紙を使った書籍は,徐々に電子機器を使ったものに変わっていくだろう。そのように思いはじめたのは,ウェブを使い出したころからだった。ブラウザソフトでウェブを見ることは,本の新しい形ではないかとわたしには思えた。

個人的には,HTMLをかじってウェブページをつくりながら,その可能性を探っていた。その後は仕事でも,自分のかかわった本のサイトをつくってみた。それをWikiなどのCMSにおきかえ,スタッフにも更新できるようにしてきた。

これらのウェブページが,電子書籍に対するわたしの実験であった。もちろん,実験なので,これによる利益はまったくない。