花粉症と衣服

きょうは眼科で花粉症の薬を処方してもらった。その眼科で半年に一度,散瞳検診を受けている。2月の検診時に,花粉症の薬も処方してもらうのが恒例になってきている。今年も先月処方してもらい,それが切れかけていたので,きょう通院した。
診察のあと,「ニットやフリースは花粉を着ているようなものですよ」と言われた。昨年は「ニットはダメですよ」と言われた。来年は何を着ていこうか。
わたしは着るものに無頓着だ。正直言って,「ニットって,毛糸のセーターのこと?」と思ったくらいだ。ユニクロの商品から,フリースがどんなものかはわかっている。そして,ニットではないという認識があった。
表面に細かな繊維があり,くぼみなどが多い生地は,花粉がたまりやすいということなのだろう。そう言う意味では,確かにフリースも花粉症にはよくなさそうだ。やっと,そんなふうに考えるようになった。
わたしの花粉症は,いま処方してもらっている薬を飲むようになったころから,あまりひどくなっていない。季節がやってくる直前から,真面目に薬を飲んでいるので,薬が効いているのか,たまたま体質が変わったのかはよくわからない。だから,着るものに気をつかうほど深刻ではない。もともと無頓着だから適当になる。
でも,ニットがダメ,フリースがダメ,…,と言われても,そこからどのような性質のものがダメかを類推することはむずかしいのではないか。特に,去年のように「ニットはダメ」と言われたら,ニットを避けるだけに終わりはしないか。
わたしが考えなかっただけなのだが,でも,あれはダメ,これもダメではなく,こういうのがいいと言ってくれた方が実行しやすい。おそらく,表面が平坦で,縫い目もなめらか,払ったら花粉が落ちるような生地でできた,シンプルなデザインの服がよいのだろう。そのようなもので,わたしが想像できるものはといえば「ゴム合羽」くらいしかないので。