キッチンの大根が春を知る

大根の葉っぱは,味噌汁に入れるなどして食べることができる。女房はテレビか何かで知ったらしく,その大根の葉をキッチンで水栽培している。
大根の葉っぱを,根の部分を少し残して切り取り,カップに入れて水を注ぐ。ときどき水を取り替えるだけ。葉っぱをちぎって,味噌汁や炒め物に使う。しばらくするとまた葉っぱが出てくる。ちぎっても,ちぎっても葉っぱは出てくる。

その大根に花芽が出てきた。

こんな形でキッチンに置いてある大根も,春がやってきていることを知る。では,どうやって春の到来を知るのだろうか。

キッチンは夜遅くまで電気がついている。電気がついている時間は,毎日ほぼ同じなので,日の長さが変化したとはとらえないだろう。また,寒いときには暖房をつけるので,ある程度は暖かい場所になる。ただ,夜中には電気も消えるし暖房もない。

このような場所で,変わっていると考えられるのは最低気温だ。大根は,最低気温がある温度以上になると,花芽をつけるのではないか。これはあくまで推測でしかない。いつか実験を設計して,これを調べてみたいものだ。

花芽をつけた大根を,女房が土に植えた。

わずかに花が咲きはじめている。花が咲いたら,また写真を撮ろうと思う。