新しいものをつくる

創作物は,過去のものをヒントにしたり,敬愛するものの影響を受けたりするのも確かだ。でも,過去の創作物を商品として見て,復活させる手法が多すぎないか。創作することを大切にしないで,安直に利用して稼ぐことが広まれば,新しいものを創作する人は生きにくくなる。そして,新しい創作物は徐々に減ってしまい,いつかは行き詰まる。

何かを新たにつくるには努力がいる。つくり出したものが受け入れられないこともあるし,批判されることだってある。そんな苦労はしたくない。過去のものをうまく活用して,そこそこのものにし,そこそこ利益をあげればよい。危険をおかさず,手堅く商売する。

このようなことばかりとは言えないが,何だか,こんなことが多いように思うのは,わたしだけだろうか。