知人の奥様が他界

15年ほど前から,大変お世話になっている大学の先生。この3月で定年退官でしたが,2年延長で大学に残って研究を続けられていた。その方の奥様が急にこの世を去った。別の方から連絡をいただき,いったいどうされたのだろうかと思った。しばらくして,新聞にも掲載されていた事故で亡くなったことを知り,さらに驚いた。

お元気だった方が急に亡くなった。しかも大切な人。さぞかし落胆されていることだろう。ずっと仕事に打ち込んでこれらた方なので,これから夫婦でのんびりということだったのではないか。お気持ちを思えば,こちらもこみ上げてくるものがある。

今夜は通夜。しっかりと挨拶をされていたが,でもその声は涙声。参列している人たちも涙をぬぐう。帰り際にお会いしたが,わたしはことばが出なかった。いつものように,笑顔でお話をされていたが,ときどきハンカチで目のまわりをぬぐう。ますます,わたしは何も言えなくなってしまった。

ほんとうにいろいろとお世話になった方。そして,これから少し時間に余裕を持ちたいとおっしゃっていた。そんなときに大切な奥様を失うなんて。何とむごい現実なのだろうか。