笹川氏の「沈没」発言

まったく驚く発言だった。さらに驚いたのは,その後に「問題はない」とふてぶてしい態度での会見。事の重大さがわかっていないのだ。そして今日になって,急に発言の取り消しと謝罪。理由は「不適切だった」とだけ。
ほんとうにわかっているのだろうか。笹川氏は,自身の発言の何が問題だったのか,おそらくわかっていない。あの事件の遺族が,どんな思いでいるのか,想像できていない。自分の立場が危うくなり,それを守るためだけの発言取り消しには,ただただあきれてしまう。
そんな人間はどこにでもいる。そのように思う人がいるかもしれない。でも,そんな人間が政治家になり,日本を動かしてよいものだろうか。有権者は,このことをよく記憶して,次の選挙に生かすべきではないか。有権者の責任でもある。