いまだに「得意技」をもつ教師がいるとは!?

この間,わたしの中学2年とき,つまり37年前の威圧する教師のことを書いた。きょうの夕刊を見ていて驚いた。自殺の原因にもなったのではないかとも言われている担任の教師に,何と「得意技」があったのだ。

忘れ物を2回するとゲンコツという「得意技」をもつ教師。なぜ忘れたのか,忘れないようにするにはどうしたらよいか。そのように筋道を立てて指導していくのが,教師の本来の姿だと思うのだが,勝手なルールで生徒を脅して,問題を解決しようとする。

脅すことで,緊張感をもたせるのも,確かによく使われる手法かもしれない。しかし,そのような緊張感は持続せず,緊張感をもたせるための刺激が,徐々にエスカレートする傾向があることは,冷静に考えれば想像がつく。したがって,このような方法には限界があり,いつかは効果が薄くなると言うことは,「失敗学」でも言われていたと思う。

しかも,その教師が理科担当であったことも,わたしには大きなショックだ。どうしてまた理科教師なんだ。自分の消しがたい記憶が絡んで,わたしには衝撃的な事件である。