大豆タンパク質とコレステロール

大豆が健康によいという話題があり,またまたとまゆにつばをつけて見ていた。健康によいといっても,単一の食品を多量に食べるのはよいわけがない。いろいろな食物を適量食べるのが健康にはよいのではないか。

大豆の効用で,大豆タンパク質は血中コレステロールを下げるとあった。コレステロールを下げる作用は,健康食品によくあるフレーズだ。そのようなものはウソだろうと思っていた。

ところが,農林水産省のWebに書いてあるではないか。

農水省のWebだから信じるというわけではないが,それほどいい加減なことでもなさそうだ。このページを見ると,そのしくみまで書かれている。それによると次の通り。

コレステロールは胆汁酸を経て,腸と肝臓を循環している。大豆タンパク質の分解産物は,胆汁酸と強力に結合し,体外に排出されるらしい。つまり,大豆タンパク質のために,胆汁酸が消費される。それを補うために,コレステロールが使われ,その結果,コレステロールが低下するという。

怪しいとすぐに疑うのではなく,調べてみることも大切だと思った。ただ,このような説明を鵜呑みにするのも注意が必要。いつかもっと検討するためにも,ここに書いておこうと思う。