徳川園の紅葉はまだちょっと早かった

きょうの徳川園。

ほんとうは京都にでも行こうと思っていたが,このところ疲れていたのでパスし,かなり近いところだが,徳川園に紅葉を見に行くことにした。京都には来年ぜひと思う。

11時過ぎに家を出て,地下鉄で車道まで。そこから歩いて徳川園へ。地下から出ると,ニンニクを炒めたようなイタリアンな香りが。徳川園までの途中で,少し早めの昼食をと思っていたので,においをたよりに店を探す。すぐに見つかったが,わたしはきのうも昼食にパスタを食べたためか,気が進まず,結局はその店は素通り。

途中にランチメニューのある喫茶店などもあったが,やはりいつもの昼食ふうで避けた。そんなふうに決められないまま,徳川園南の交差点まで来たところに,「くすむら」という豆腐の店が。わたしは豆腐が好物。豆腐がそれほど好きでない女房も,ここを逃しては昼食にありつけないと思ったのか,ここにしようと。

豆腐と豆腐にかかわる食品を販売している店だが,お値打ちなランチメニューも3品あって,窓側の6席で食べることができる。11時50分くらいだったが,まだ客はいない。中央の2席に二人で座り,わたしは麻婆丼(840円),女房は豆腐御膳(1050円)を注文する。料理が出てくる間に,どんどん席は埋まった。なかなかいいタイミングで店に入ったようだ。

どのメニューにも小さなざるにのせた豆腐がついている。それも十分満足できる量。直接しょう油をかけて食べる。これがうまい。麻婆丼を食べながら,豆腐を食べるというのもヘンかもしれないが,豆腐好きのわたしには何てことはない。なお,この小さなざるにのせた豆腐はおかわり自由。体調さえよければ,おかわりしたのだが,きょうは女房の残した分をもらって終わりにした。

このランチメニューにはデザートもついている。わたしたちはチョコレートプリンを食べた。アイスクリームがたっぷりのっていて,これも満足。このアイスクリームは,おそらく豆乳でできているのだろう。

店を出て少し歩くと徳川園。女房はドニチエコキップを使って来たので100円引きで200円,わたしは通勤定期の乗り越しだったので通常の300円の入園料。入ってすぐ,きれいな赤が目に飛び込む。

しかし,紅葉も日光がよく当たるところだけで,まだ少し早いようだ。ここから先は,徳川園のようすを。

コムラサキシキブの実がきれいになっていた。赤いのはナンテン

ハクサンボクの実も赤く輝いている。

龍仙湖のまわりのようす。まだ一部が赤くなっているくらい。天気がよく,日当たりのよいところは暖かい。

セミの抜け殻が葉の裏にまだ残っていた。

どんぐりがあちこちに。

これがカナメモチなのか。

ツワブキもところどころに咲いていた。

花のあるところには昆虫がいる。

枯れ葉と桜の花。不思議な光景だ。

こんなふうに赤くなっているところもある。日差しが強すぎてか,色がきれいに出ていない。露出補正もすべきだったのかもしれない。


安物のレンズでも,最近は非常に写りがよい。ただし,光の条件がよければである。条件が悪いところで,レンズの性能の違いがはっきりでるようだ。




緑色のままの葉と,黄色になった葉が混在している。どのようなしくみで,黄色くなるところと,ならないところが生まれるのだろうか。不思議だ。

それなりに人はいるが,のんびりと散策。日差しはまぶしいが,日光は気分まで暖かくしてくれる。




またナンテン。赤い実が鮮やか。

木の高いところにサクランボのような赤い実が。

クローズアップしてみた。

かならず三つずつ枝分かれする木。これは非常に興味深い。

水の流れがあると,より自然な印象で心地よい。

ニシキギというらしい。きれいに赤くなっていた。枝にひだがあるのが不思議。

大曽根の滝のあたりはまだ赤くはなかった。

スダジイの巨木。下からながめると,枝の伸び方,葉の付き方が美しい。無駄なく日光を受けるようになっている。

日光の当たらないところが育たない結果として,このような形が生まれるのだろう。

龍門の滝

龍門の滝を振り返ると,龍仙湖が見渡せる。

最後に,黒門あたりの紅葉のようす。



徳川園をあとにし,外に出ると通り沿いに大きなイチョウ。これも鮮やかな黄色になっていた。

女房がイチョウの落ち葉を拾っていた。わたしもきれいなイチョウの葉を探していたら,ギンナンを発見。

割ってみたらこんなふう。うーん,強烈な臭いだ。