ここまで来たら，もう１つ。茎や葉の断面も観察してみよう。薄片などいままで作ったことがない。とにかく，ピスというものを使い，カミソリの刃でできるかぎり薄く切ることを試みた。ピスには，冷蔵庫の野菜室にあったニンジンを使うことに。まずはこんなふうにしてみた。
こうしてニンジンといっしょに，茎をできるかぎり薄く切る。切ったものを水を入れた容器にためた。葉も同じように薄く切る。これはなかなかむずかしい。
できた切片の中から，よさそうなものを選んでプレパラートをつくる。検鏡するとこんな感じ。まずは茎から。
維管束がぼんやりしている。わずかに管の断面と思われる構造がある程度。
これも茎だが，ちぎれて端っこだけ。
こちらは葉の断面。思っていたよりよく見える。ただ，さく状組織や海綿状組織はわからない。相変わらず，気泡がはいってしまった。どうもカバーガラスのかけ方が雑なようだ。
これはおまけ。先日のまゆについていた生糸。
