自分でやってみないと気がすまない

うまくいかないことがあると,とにかく自分で試してみないと気がすまない。何とも嫌な性格だ。
先日も,ある実験装置がうまく設定できなかった。もう自分でやってみるしかない。試行錯誤を行い,とりあえず格好をつけるまでにはできた。でも,本質的な解決にはなっておらず,もともと任せていたものからは,どのように見られたのだろうか。

本に掲載するため,いろいろな小物をスタッフに撮影させた。でも,できあがった写真は,やはり満足できない。次は自分でやってみよう。そう思って,被写体になる小物の選別や購入から撮影まで,一通りをやってみた。
午前10時半ごろにホームセンターに行き,いろいろと選別。購入し終わったのは1時頃。別の店に移動して,急いで昼食をとり,残りの買い物をすませる。
ただ,なかなか思っていたものが集まらない。たとえば,ほぼ同じ形をしたアルミ缶とスチール缶が欲しかった。以前なら,お茶はスチール缶,炭酸飲料はアルミ缶がふつうだったが,いまな何でもペットボトル。スチール缶はコーヒーやトマトジュースくらいか。アルミ缶には缶チューハイやビール類。サイズも違うし,中学生に見せるのに酒類はちょっと。
そろう物だけ買って,家に戻ったのは3時頃。これから撮影だ。

室内用の物干しにバック紙を固定し,ライトをセット,カーテンを閉めたら,自室は即席のスタジオになった。朝から動いているので暑くてたまらない。エアコンを十分にきかせた部屋で撮影を開始。会社のデジカメなので,操作がいまひとつわからない。ときどきマニュアルを見ながら撮影は,結構ストレスがたまる。
少し撮影してはパソコンでチェック。満足できる仕上がりにならない。繰り返しているうちに,疲れもたまりいらいらしてくる。
そこに郵便の配達員がやってきた。午前中に,わが家のカーポートの雨樋を,ヘディングでこわした。そのお詫びらしい。とにかく,修理してくれればそれでいい。撮影を続けていると,今度はその配達員の上司がやってきた。またお詫びの言葉だけで,具体的な動きは月曜という。忙しいときにかぎって,ややこしいことが起こる。

結局,写真のできはいまいち。撮影するための小物を少しは集めることができたので,撮影は社外のカメラマンにまかせよう。きちんと注文をつければ,ある程度には仕上がるだろう。何だか,回り道をしているような気がしてきた。ほんとうに嫌な性格だ。


こんな写真を撮った。


即席スタジオの雰囲気が,わずかに写っている。実は,ワイシャツがかかっていたりする。


飲み物の容器には,いろいろあるのだが,最近は何でもペットボトルになってきた。あじゃー,紙パックを忘れた。(/_;)