ハチを退治

 玄関のすぐ外にハチが巣をつくった。アシナガバチのようだ。別の場所にもあって,それは巣が小さいうちに除去した。今度のは,仕事で忙しかったり,忘れていたりで,なかなかできなかった。そのため,以前のよりは大分大きくなっていた。

 まずは作戦を。ペットボトルを切り取ったもので,水攻めにして親を退治し,その上で巣を始末する計画を立てた。製作した兵器は次の通り。

 水を入れて,ハチが4匹とまっている巣にかぶせた。これで万事休すだと思っていた。しかし,すき間からハチが逃げ出し,作戦失敗。すぐに水を捨てて一旦待避しようとした。
 しかし,多少はダメージを受けたのか,ハチの方が待避している。ここですかさず巣を襲う。例の兵器で巣をすっぽり覆って,そのまま巣をはぎ取った。
 そこにハチが攻めてきた。今度こそ待避だ。ハチの巣が入った兵器をそのまま投げ捨てて,安全な場所に避難する。
 わが家に勝手に巣をつくったのはあっちだ。洗濯物にハチが混じったり,玄関先で誰かが刺されてはたまらない。ハチは巣があった場所を巡回している。かわいそうだがしかたがない。
 はぎ取った巣は,これまたかわいそうだが,駐車場のコンクリートの上に。早速アリが近づいてくる。

 さっきのハチは,巣がここに落ちていることに気づかないようだ。まったくやってこない。巣があった場所をずっと巡回している。

 これでは,玄関先でハチに刺される危険は残ってしまう。最終手段だ。全滅させるしかない。棒の先を別のものに付け替えて,ハチめがけて押しつけた。1匹が落ちた。腹部が切断され瀕死の状態だった。そのままとどめをさした。
 別のハチがときどきコースを変えて飛んでくる。今度は空中戦だ。飛んでいるハチをたたき落とす。今回はまた飛び出しそうな程度にしかダメージを受けていない。すかさず踏みつぶした。
 非常に残酷でかわいそうではあるが,こちらだって家族のため,訪ねてくる人のため。心を鬼にし,危険を冒しながらのこと。必死の覚悟で戦ったのである。

 ハチの退治はこれでおしまい。ところで,以前にも紹介したコダカラベンケイソウは,成長して巨大化した。また,その名に恥じず,子供がふえている。それにしても,この大きさには驚く。