家族旅行

 一泊二日の家族旅行に行った。名目は,息子の卒業記念。1年前の明日香以来の旅行だ。
 20日(土曜)の朝出発。彦根城と五百羅漢天寧寺,多賀町立博物館に行き,近江八幡で泊まる。
 彦根城の中は,階段が急で,登りはまだいいが,降りづらい。眺めはよい。梅が咲いていた。桜の季節はさぞにぎわうことだろう。


 五百羅漢天寧寺への道はわかりづらく迷った。電話してやっと到着。せっかちな案内人に誘導されて堂内へ。五百数十体の像は圧巻。ただ,かなり汚れている。また傷んでいる。
 多賀町立博物館は,町内で発掘されたアケボノゾウのレプリカがある。それが見物だとガイドブックに書かれていたが,そのほかにも昆虫標本や化石標本などさまざまがある。実際に触れることができるものもあり楽しめた。こんにゃく石は,結構曲がる石で,なかなかおもしろい。
 宿泊先まではカーナビが示す道をただ走るのみ。便利になった。宿泊は近江八幡の厚生年金会館。このような公共の施設は,いつもサービスが悪く閉口する。ただ,ここの食事はまあまあだった。しっかり飲んで,たらふく食った。
 21日(日曜)は,八幡山ロープウェイ,歴史民俗資料館,旧西川家住宅など見学しながら,その近辺を散策。その後,五個荘町の観峰館へ。まったく人がいないのに驚く。少し戻って安土城跡に。

 八幡山ロープウェイはわが家を含めて2家族のみで登った。昨日と変わって天気は良好。山からの眺めはよかった。山を下ろうと駅へ。そのころ,多くの観光客がやってきた。たまたま重なったのだろう。次のゴンドラは2〜3家族のみ。

 日牟礼八幡宮を出たところで,女房と子どもたちは,ぜんざいを食べると言う。わたしは一人で散策しながら写真を撮る。ここも桜が咲くと,かなりにぎわうのだろう。

 息子はいやがって入らなかったが,女房と娘とわたしの三人で,歴史民俗資料館などを見学する。なつかしいものがある。子どものころ,祖父母の家では,薪でご飯を炊いていた。かまどや井戸,足踏みの脱穀機,縄編み機など。ミシンなどもなつかしい。

 そこから五個荘町の観峰館へ向かう。カーナビを使って迷わず到着。ただ,カーナビは施設の裏口を案内する。駐車場に入れず,やっと通ることのできる細い道を通って正面へ。しかし,車が1台も停まっていない。休館かと疑うほど人がいない。立派できれいな施設だが,いまひとつ何をめざしているかが不明。不思議だ。
 最後に安土城跡。頂上まで何とかたどり着いたがへとへとに。ひざが痛み,足ががくがくする。資料館をいやがっていた息子が,やたら元気になる。どうも山道が好みらしい。
 午後5時になった。近くの施設はすべて終了。ついでに土産物屋まで店じまい。夕食には少し早いので,彦根まで走って時間をつぶし,彦根城の近くの焼き肉屋へ。近江牛も少しだけ食べる。さすがにうまい。
 彦根インターから名神を使って家路へ。途中,渋滞していたが,1時間半くらいで無事帰宅。