背中を痛めてラジオを修理

 2階にあるベッドを1階に降ろすよう頼まれて,女房の実家に行った。女房と息子の三人で出かけた。二つに折りたたむことのできるベッドで,部屋の隅に片づけてあった。その位置をずらそうと,斜めに手をのばして持ち上げようとした。そのとき,痛みが走った。
 ものを持ち上げて腰を痛めたことはない。ものを持ち上げる力にも自信があった。しかし,今回はいけない。かなりの痛みだ。とうとうやってしまったか。少しすると,その痛みは腰ではなく,背中のものであることがわかった。
 背中の筋を痛めたようだ。日ごろの運動不足を考慮せず,準備運動もしないで安易にものを持ち上げようとした。それがまちがいだった。
 あとの作業はすべて女房と息子がやった。インドメタシン1%配合の塗り薬までもらって,わたしは何のためにやってきたのか。
 ポータブルラジオがこわれていると聞いた。今度こそ出番だ。
 まず1台目。スイッチと音量を兼ねるダイヤルが空回りしている。スイッチ付可変抵抗とダイヤルの接続の問題だろう。おそらくねじがゆるんでいるのだろう。さっそく分解。ケースにはねじはなく,ツメで固定されている。ひとつずつ丁寧に手で押さえながらはずしていくことで,ケースが開いた。予想通り,ダイヤルを止めるねじがゆるんでいた。それを締め直して組み立て,1台目の修理完了。
 次に2台目。チューニングダイヤルと表示がずれているもの。電池をはずすとそこにねじ。それをはずして,あとはツメに注意して丁寧にケースを開ける。バリコンを止まるまでまわし,表示も片側に寄せる。そのままギアをあわせてケースを閉じる。これで2台目の修理完了。
 もっと修理するものはないか。今度は工具セットをもって来ないと。