新しい新書はちょっと

 この日記も,そろそろ整理して掲載しないと,長いページになってきた。日曜日からはじめて,1週間分を最初のページに,過去分を整理して別ページにでもしたい。でも,それができるまで,日記を書くのをやめると,二度とはじまらないような気がするので,このページがどれだけ長くなろうとも,書くことを優先しよう。
 昨日から地震についての啓蒙書を読んでいる。島村英紀という北大の教授の書いたもので,著者のWebで知って買ったものだ。この人は,この手の本を多く書いていて,以前に1冊くらいは読んでいたかもしれない。
 講談社α新書というシリーズのものだ。でも,このシリーズはあまり好みではない。しかし,この本はなかなかおもしろそうだ。結構書き殴った内容ではあるが,素直な記述であるように思う。この領域の知識がないから,細部が気にならないだけかもしれないが。
 講談社α新書が好みでないと書いたが,最近の同様の新書は,ことごとく好みではない。内容が軽すぎて,新書のイメージと違う。また,文字サイズも大きく,行間もとってあるので,全体の情報量が少ないように思う。その割には,角川Oneテーマ21以外は,値段も安いわけではない。
 情報の質や量に比べて安価であるところが,わたしにとって新書の最大魅力であった。最近の新しい新書は,それにまったく逆らった企画である。新書ファンには悲しい状況だ。